【レポート】8/4(日)股関節に痛みを抱える人のトレーニング構築のための評価と改善法

2024年8月4日(日)、股関節に痛みを抱える人のトレーニング構築のための評価と改善法セミナーを開催いたしました。股関節は人体最大の関節で、日常やスポーツのパフォーマンスに大きく関わってきます。しかしながら不調を抱える方も多く、前側の詰まり感、股関節が開きにくい、動かすと痛いなど様々です。こうした方々に対してどのように運動を処方していくのか、体の評価法・改善するための考え方やエクササイズについて理学療法士の宮澤 俊介氏より解説していただきました。セミナーの模様は以下の通りです。

※2024年10月12日(土)・13日(日)に宮澤氏が講師を務めるメディカルトレーナー養成講座を開講いたします。詳細・お申し込みは以下のリンクをご覧ください。


座学:股関節の構造を学習する



まずは座学です。ここでは股関節の構造や症例などを学習していきました。股関節の動きの詳細・動作に制限がある場合はどのような事が考えられるのかを宮澤氏に解説していただきました。写真や動画に分かりやすい解説も交え、受講者に問いかけながら、受講者が不明な点はしっかり解説してくださいました。

股関節の評価




続いて評価を実践していきます。写真で行っているのは大腿骨の捻転がどの程度あるのかをチェックする評価です。骨格は人それぞれの個性が出てきます。まずは個性を理解すること、そのうえでその人の骨格に合った運動を処方してあげることで怪我をせず、安全・効果的なトレーニングを行うことができます。宮澤氏が解説した後は受講者同士ペアになり、お互いの骨格を評価し合っていきます。分かりにくい部分は宮澤氏が個別にサポートしてくださいました。

個性に合わせたスクワット



下半身を鍛える代表的な種目であるスクワット。基本的なエクササイズの一つですが、これも先ほどの個性に合わせて行うことで安定感、しゃがみやすさなどが大きく変わってきます。「膝が内側に入らないように…」といわゆるニーイントゥーアウトという状態にならないように指導することが多いですが、実は骨格によってはニーインした状態の方が安定するという方もいらっしゃいます。反対にこの方に膝をつま先の方向に開いた状態でスクワットをしてくださいというような指導をしてしまうと、逆に痛めてしまうリスクが出る場合もあります。こうしたリスクを防ぐためにもまずは評価をして骨格を知ることが大切です。

最後に



パーソナルトレーニングが流行し、一般の方がトレーニングに取り組む機会が増えてきました。体のどこかに痛みを抱えた人がトレーニングを受けることも増えてきています。そんな方々へ「痛みが出ない範囲で…」という指導をするのではなく、何が原因なのかを考え、評価し、トレーナーが対応できるレベルなのか、ドクターに対応してもらうべきなのかの判断ができる、適切な運動が処方できるトレーナーを増やしていきたいと我々は考えています。こうした知識とスキルがあるトレーナーが増えてくれば、ボディメイクやダイエットだけではない、痛みや不調を解消するための運動療法を処方できるようになりよりパーソナルトレーニングのニーズが高まると考えています。あらゆる人々の体の問題解決ができる運動指導者を増やしていきたいと考えています。今回のセミナーだけでなく、メディカルトレーナー養成講座でも同じように痛みに関する評価と運動の考え方を学習することができます。痛みも解決できる、様々なニーズに応えることができる運動指導者を目指していきませんか?


※2024年10月12日(土)・13日(日)に宮澤氏が講師を務めるメディカルトレーナー養成講座を開講いたします。詳細・お申し込みは以下のリンクをご覧ください。


最新情報をチェックしよう!