【レポート】8/4(日)股関節の機能性アップに活かせるファンクショナルトレーニング

2024年8月4日(日)、股関節の機能性向上を目指すファンクショナルトレーニングセミナーを開催しました。「ケツを制する者は世界を制す」という言葉通り、股関節はスポーツパフォーマンスの向上に欠かせない重要な関節です。また、スポーツのみならず、日常生活においてもこの関節がしっかり機能することで、より高いパフォーマンスを発揮できます。本講座では、股関節の可動性、安定性、筋力、パワーなどを向上させるためのトレーニングを実践しました。セミナーの模様は以下の通りです。

股関節の可動性アップのために



写真で行っているのは、ハムストリングスを伸ばすためのストレッチです。大きなバンドを利用し、大腿四頭筋に力を入れてハムストリングスを伸ばしていきます。これは、筋の作用である相反抑制を利用したアクティブアイソレーテッドストレッチと呼ばれるもので、硬くなったハムストリングスを効果的に伸ばし、股関節の可動性を高めるのに非常に有効です。

パートナーストレッチで柔軟性アップ



股関節の可動性を高めるテクニックとして、パートナーストレッチも実践しました。今回紹介したストレッチは、施術者に負担をかけずにクライアントの筋肉を効果的にストレッチできる方法です。写真のように、大腿筋膜張筋など伸ばすのが難しい部分のストレッチも行いました。

回旋パワー向上に



股関節は屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋と360度動きます。その中でも特に内旋・外旋という動きは、トレーニングの中であまり重視されていません。しかし、写真のようにチューブなどを利用することで、内旋・外旋という回旋の動きに対して抵抗をかけることができます。これにより、回旋方向のパワーを向上させることが可能です。回旋方向の動きは、多くのスポーツや日常生活の場面で頻繁に行われる重要な動きであり、この部分を強化することでパフォーマンスの向上につながります。

最後に



最近のパーソナルトレーニングでは、ボディメイクやダイエットがブームになっています。その結果、ベーシックな筋トレを追い込むことが主流になりがちです。しかし、身体の機能やパフォーマンスを無視することはできません。適切な可動域と安定性が確保され、その上で筋力やパワーを強化することで、トレーニングを安全に行いながらパフォーマンスを高めることができます。パフォーマンスを鍛える過程で筋肉も発達し、ボディラインが整うと同時に動きも良くなるという効果が得られます。今後も、筋トレだけでなく、動きが良くなり、かつ身体も美しくなるファンクショナルトレーニングを広めていきたいと考えています。

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