2023年2月19日(日)にコンディショニングのスペシャリスト、倉持 江弥氏によるコンディショニングセミナー『動作の診方~動きのチェックと修正のためのコンディショニングアプローチ』を開催いたしました。セミナーの模様をご覧ください。
セミナー内容
運動指導者として最初にやるべきことの一つに、【正しく体を評価すること】が挙げられます。またクライアントの体がどういう状態かを事前に見極めておくことで、その評価に基づいた効果のあるトレーニング指導ができるようになります。
今回のセミナーで行った内容は下記の通りです。
- 良い動きと悪い動きの見極め
- 様々なエラーパターンとその対処法
- 過去のケガとの相関
- 筋膜のつながり
- 簡単なコンディショニングアプローチ
- フォームのバリエーション
レポート
- 日時:2023年2月19日(日)18:30~20:30
- 会場:SAWAKI GYM早稲田本店
- 講師:倉持 江弥(くらもちこうや)
座学・実技
▲動的評価を行う際の見るべきポイントや、歩行の際の細かいチェックポイントなどを、図や動画で確認しました。歩行動作を局面ごとに分解し、起こりやすいエラーや改善のためのコンディショニングを学びました。
▲歩行動作の確認です。地面を蹴るときの足関節の角度や足幅、後ろから見えるつま先の向きなど、細かいチェックポイントを1つ1つ確認し、修正するための準備をします。
▲歩行の動作を分解し、様々なチェックを行います。こちらはうつ伏せでのレッグレイズを行い、股関節の伸展が正しく行えているかを確認します。腰などで代償※せず、正しく臀筋・ハムストリングスに力が入っているかなど様々なポイントがあります。
※代償動作…ある動作や運動が行えなくなった時に、ほかの筋肉の動きで動作を補って行うこと
▲足底のリリースやチューブを用いたエクササイズにより、重心の位置や指の使い方など、短時間で修正できることを実際に体験しました。参加者の方同士での指導実践も行います。
▲実際に評価をしてみると、立っている姿勢ではあまり崩れているように見えなくても、動いてみると違和感を覚える場合が多いことが分かります。動きの違和感を最初に評価するのが動的姿勢の分析です。イスからの立ち上がり、足上げ、つま先立ち、歩行など何気ない動きでエラーがなくなると日常生活がとても快適になりますし、トレーニングの効果も高まります。ご参加ありがとうございました!
ストリーム配信
本セミナーは2月26日(日)にストリーム配信されます。リアル開催で当日参加できなかった方も是非動画でご視聴くださいませ。