【レポート】徒手療法(上半身編)~筋膜に焦点をあてた治療法と関節モビライゼーション~

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2023年7月2日(日)に理学療法士の荻島 悠平氏を講師にお招きし、『徒手療法(上半身編)~筋膜に焦点をあてた治療法と関節モビライゼーション~』セミナーを開催いたしました。※8/20(土)には下半身編を開催いたします。

今回の講義内容は下記の通りです。

  • 関節と筋膜へのアプローチ
  • 関節モビライゼーションについて
  • 筋膜に焦点を充てた治療法とは
  • 実際の治療手技

※本セミナーの内容は7月9日(日)発売のオンライン講座でも学ぶことができます。興味がございましたら下記リンクをご覧くださいませ。

オンライン講座の詳細はこちら

▲前半は座学にて、関節や筋膜に関する基礎知識やそれぞれへのアプローチ方法、また治療におけるプロセスなどを理解していきます。今回は筋膜に焦点を当てたセミナーのためまずはそれらを組成する用語や仕組みを正しく理解する必要があります。

▲項靭帯のリリースです。外後頭隆起にあるくぼみに指を添わせ、やや牽引をかけながらゆっくりとほぐしていきます。靭帯のため、ゆっくりと時間をかけながら行います。頭に力が入らないように注意しましょう。

▲胸鎖関節へのアプローチです。胸鎖関節の動きは肩関節の屈曲可動域に関連しており、ここが硬くなることで肩鎖関節や肩甲上腕関節に繰り返しメカニカルストレスが加わることにより、インピンジメント症候群※などが生じます。

※インピンジメント症候群:肩を上げていくとき、ある角度で痛みや引っかかりを感じ、それ以上に挙上できなくなる症状の総称

▲横隔膜のリリースです。呼吸に合わせてアプローチする必要があります。呼気にて横隔膜に抵抗をかけ、吸気の際は強く抵抗せずそのまま指を横隔膜に差し込んだままにして行います。併せて肋骨のプレーティングという治療を、手指を代用して行います。

▲上腕骨頭のモビライゼーション~上腕二頭筋の内側変位へのアプローチです。烏口突起には様々な筋が付着しており、上腕二頭筋短頭も付着しています。二頭筋が内側方向に変異していることも多く、それを外側に戻してあげるというアプローチを行います。

▲今回の内容はご自身はもちろん、クライアント様や身近な大切な人にとって活用していただけると幸いです。動く関節はしっかりと本来の動きを引き出し、潜在的に持っている可能な限りの筋出力を引き出すための筋膜アプローチをおこなっていきましょう!ご参加ありがとうございました♪

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