2023年1月22日(日)に開催された『よく分かる!姿勢と柔軟性の診方~姿勢と柔軟性のチェック方法とコンディショニングアプローチ~』セミナーのレポートをさせていただきます。
セミナーの内容
セミナーで行った内容は下記の通りです。
- 良い姿勢と悪い姿勢とは
- 姿勢と筋膜の関連性
- 柔軟性について
- 姿勢とアライメント(骨の配列)のチェック方法
- 柔軟性をチェックする3つの動作
- 柔軟性に対する皮膚・筋膜へのアプローチ法
知っておきたい知識の確認
最初の座学では「良い姿勢と不良姿勢について」「姿勢と筋膜の繋がりについて」「脊柱のランドマーク」「矢状面や前額面で何がみれるか」「呼吸筋について」「左右非対称性」など姿勢・柔軟性の評価の前に知っておきたい知識をお話ししていただきました。
これらは姿勢・柔軟性の評価には必要不可欠の知識で、知っておくと、評価で見るべきポイントが正確になり、悪い部分の繋がりなどが見えてきます。
姿勢の評価と実習
実技の最初は姿勢の評価から。
ランドマーク(目印)となる部分にシールを貼っていき、現在の姿勢の状態や診るべきポイント、崩れから何が考察できるのかを確認していきます。
続いては受講者同士でお互いに姿勢チェック。
どのような姿勢をしているのか、骨格の崩れはあるのか、崩れからどのようなことが考察できるのかなどをディスカッションしながら進行しました。
柔軟性のチェック
柔軟性の確認では、3つの動作(前屈・バンザイ・回旋)を行い、それぞれの動作から「柔軟性があるかどうか」「動作に癖はないかどうか」をチェックしました。
例えば前屈では、前屈した後にどうやって元の姿勢に戻るかといった部分まで見て、その戻り方からどのようなことが考えられるのかといった部分もお話しいただきました。
柔軟性の改善テクニック
最後に柔軟性を改善するための徒手による皮膚や筋膜へのアプローチテクニックをご紹介いただきました。
特に難しいテクニックを行ったわけではないのですが、このアプローチをした、受講者の動きが劇的に改善し驚きの声も!
また、柔軟性を改善を行った後に、姿勢まで整い、姿勢と柔軟性の繋がりを感じることができました。
最後に
姿勢・柔軟性の評価は運動指導者がクライアントに最初に行うアプローチです。
評価で問題点を抽出し、改善のアプローチを行うことで、その後のトレーニングの動きが良くなり、ターゲット部位へ効果的に刺激を与えることや、動作の習得及び改善、ケガのリスク低下など期待することができます。
受講者のみなさまに、安全で効果的な運動指導の提供や、ご自身のトレーニングに今回の内容を活かしていただけましたら幸いです。
ストリーム配信のご案内
今回ご紹介いただいた評価方法・改善のアプローチは特別な器具などは必要なく、場所を選ばずにどこでも活用できるものです。
残念ながら日程が合わなかったみなさまのために、動画でも学んでいただけるよう、1月29日(日)セミナーの動画をストリーム配信いたします。