2023年10月1日(日)にコンディショニングのスペシャリストの倉持 江弥氏を講師にお招きし、『徒手抵抗ストレッチ』セミナーを開催いたしました。
今回の講義内容は下記の通りです。
- 徒手抵抗ストレッチ(PNF)の特徴
- 神経伝達の流れ
- 固有受容器とは
- 刺激と抑制
- 徒手抵抗ストレッチの種類
- 指導実践
※本セミナーの内容は10月8日(日)発売のオンライン講座でも学ぶことができます。興味がございましたら下記リンクをご覧くださいませ。
前半は座学にて、徒手抵抗ストレッチ(PNF応用ストレッチ)の仕組みや特徴について理解します。原理や気を付けるポイントなど事前に正しく理解し、適切なポジションで筋緊張の緩和や可動域の改善を行います。
腰方形筋へのアプローチです。寛骨に前腕を引っ掛けてストレッチを行います。その際クライアント側は自分で骨盤を肋骨へ近づけるように動かします。動かし方が分かりづらい場合は、トレーナー側が手で誘導しましょう。
ふくらはぎへのアプローチです。足関節の背屈をしっかり出したところで、トレーナーが足底を力強く頭側へ押します。クライアント側はそれに耐えるよう力を出し続けます。腕だけで押すと力に負けてしまうので、上半身をロックし体全体で抵抗をかけることがポイントです。
今回ご紹介した徒手抵抗ストレッチはパートナーストレッチだけでなく、より関節の可動域を広げたい方におすすめな方法です。クライアントに筋発揮をしてもらうことで固有受容器に働きかけ、筋緊張の緩和や可動域の改善が期待できます。またトレーナーの熟練度によってクライアントの感じ方も変わってくるので、適切な圧のかけ方や声かけの方法、ポジショニングなどを反復して身に付けましょう!